馬の得意な条件を見極める
それぞれの馬には得意な距離、馬場、馬は得意な条件で走ってこそ、その馬の実力をフルに発揮できます。苦手な条件での出走した場合、凡走する場合が多いです。カネヒキリの例を示したように、能力が飛びぬけて高い馬でも苦手な条件になりますと凡走します。そこでパドックではどの馬が強いのではなく、レースの条件に合う馬を探すのが馬券的中への近道です。

 

 

では、その馬の特性を知るには、パドックではどこを見ればわかるのでしょうか?

実は馬の前脚の繋(ツナギ)を見ればほとんど分かってしまします。 その見分け方も実はそんなに難しいことはなく、初心者でも十分判断できます。この繋(ツナギ)の見方をマスターすれば、その馬の特性をほとんど見極めることができます。

 

もう一つ特性を見る上で大事なのが馬体全体です。短距離戦と長距離戦では使う筋肉は違います。一気に走る短距離と道中はぐっと抑えて抑えて走らなければならない長距離では同じ走ると言ってもずいぶん異なった能力が必要です。これは馬体の骨格や肉付きにあらわれます。

 

この2つをマスターすれば実績がほとんどない新馬戦や未勝利戦で走る前からその馬の特徴を判断できるようになり高配当の馬券ゲットにつながります。

 

写真から馬の特性の見方

重賞レースでしたら、実際にパドックに足を運ばなくても、競馬ブックのフォトパドックの馬体写真だけで十分判断できます。ここに掲載されている馬体写真の繋(ツナギ)と馬体を見る訓練をしてみるとどうでしょうか?

 

まずは典型的な馬体のタイプを頭に入れてください。

 

2011年のエリザベス女王杯前のブエナビスタ馬体写真。
ブエナビスタ馬体写真

 

2005年ジャパンカップダート前のカネヒキリ馬体写真
カネヒキリ馬体写真

 

 


この2枚の写真をよーっく頭に叩き込んで下さい。


ブエナビスタは長距離の軽い芝に適した馬体、カネヒキリは長距離の重いダートに適した馬体です。

 

それではこの2枚の馬体写真を使って解説していきます。

 

 

 

繋(つなぎ)で特性を見極める

前脚の繋(ツナギ)

そもそも繋(つなぎ)はクッションの役割を果たしています。このクッションが発達した馬は堅い馬場でも脚に負担が少なくスピードに乗って走れるというわけです。しかし、柔らかい力が必要な馬場では、クッションが効くことにより効率よく走ることができなくなるのです。

 

まず、繋の角度ですが、寝ているつなぎの方がクッションに優れています。

 

また、繋の長さも重要です。繋の長さが短いと1歩にかかる時間が短くなるのでスタートダッシュの時が有効になります。逆に繋が長いとその分だけピッチが落ちることになりスタートダッシュが遅れがちになります。しかし、1歩の歩幅が大きくなることから長距離に有効になります。また、繋が長い馬は末脚勝負という馬が多く見られます。

 

そのことから繋が立っている馬はスタートダッシュが効くので逃げの脚質に有利です。また、寝ている繋の馬は最後まで脚に負担をかけないので追い込みの脚質に有効です。

 

それではブエナビスタとカネヒキリの繋を比べてみてください。写真では比較がちょっと難しいですが、ブエナビスタとカネヒキリの繋の角度をご覧下さい。ブエナビスタの繋の角度が寝ているのに対して、カネヒキリの繋の角度が立っています。写真ではあまり違いが内容に見えますが実際にパドックで確認しますと明らかにこの部分が違います。

 

あと、繋の太さです。このつなぎの太さでその馬の骨の状態がわかります。骨密度が高く骨格が大きい馬は短距離に適性があり、骨格が小さくて小柄な馬は長距離の特性があります。

 

表 繋(ツナギ)での特性チェック項目

  角度 太さ 長さ
短距離 ・・・・・・・ 太い 短い
長距離 ・・・・・・・ 細い 長い
ダート 立つ ・・・・・・・ ・・・・・・・
寝る ・・・・・・・ ・・・・・・・

 

 

 

馬体で特徴を見極める
それでは長距離馬のブエナビスタと短距離馬としてビリーヴの馬体写真を比較してみてください。

2003年スプリンターズS前のビリーヴ馬体写真
ビリーヴ馬体写真


 

首と胸の筋肉を長距離馬のブエナビスタと比較してもらえればはっきりとわかると思います。ビリーヴには、短距離馬に必要なものはダッシュ力とそれを持続させる筋肉が胸にしっかりとついています。ビリーヴの胸の筋肉がムキムキになります。一方、長距離馬のブエナビスタは長い時間走れるしなやかな筋肉です。

 

人間に例えてもわかると思います。オリンピックの短距離100mの選手とマラソン選手の体型を思い浮かべて下さい。100mの選手は瞬発力と一気に走りきる筋肉だけ鍛えていますので見た目も筋肉隆々です。一方、マラソン選手はどうでしょうか。短距離の選手と比較して筋肉というよりも痩せているという印象を受けませんか?頬や腕などが骨っぽいガリガリの選手も見かけられます。

 

 

 



ホーム